ポール・ナース『生命とは何か』その2
ナース自身によるcdc2遺伝子の発見の経緯が綴られている。2つの偶然が重なったこと、所属の研究室を主宰していたマードック・ミッチソン教授が必要な場所と機材の提供し、絶えず助言や意見をくれたにもかかわらず、共著者になろうとはしなかったことなどが記述され、ナースの謙虚な姿勢が窺われました。また、アメリカでグリーンカードを申請したときに偶然知った自身の生い立ちが包み隠さず書かれていて、好感を持ちました。
Twitter 2021.03.28.
ポール・ナース『生命とは何か』(ダイヤモンド社)、著者がcdc2遺伝子を発見した経緯の説明等から、謙虚な姿勢が窺われ、自身の生い立ちが包み隠さず書かれていることなどから、好感を持ちました。
— Lichen & Moss (@LichenMoss) March 28, 2021
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created: 2022年 6月 19日 日曜日 23:23:25 JST
modified: 2022年 6月 19日 日曜日 23:23:25 JST
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